デッキに設置する椅子については、株式会社坂井建築事務所さんが考案したオリジナルの椅子を、ワークショップ参加者の皆さんが作ってくれました。

椅子は、お金を出せば購入することができるのですが、このデッキを「みんなで作る場所」として進んでいきたい。
デッキに想い出と愛着を持ってまちで暮らす人を増やしたいという気持ちから、少しでもたくさんの人にデッキにかかわりをもっていただくために、デッキ上に置く椅子は手づくりしていただくことに。

しかし…椅子が持ち帰れるわけではないこのワークショップ…。
果たして参加者はいるのだろうか…。
と若干の不安があったものの、定員は満了。
26名のかたが椅子づくりに参加してくれました。

「デッキに思い入れがある」「子どもに作る体験をさせたかった」「活動に参加するきっかけをSNSで見ていた」「川西が好き」「人手が足りないのではと心配した（ありがとうございます）」…

様々な想いを込めて皆さんが椅子を作ってくれました。

川西市中心市街地活性化協議会で毎年実施している通行量調査の結果、この駅前デッキは1日約2万人の人が通行していることがわかりました。
また、この調査に参加した市民調査員からも「このデッキを使ってイベントをしたい」などの声がありました。
そこで、駅と駅、駅と商業施設を結ぶ中心市街地のこのデッキを活用して、通り過ぎる人たちの足を留め、まちに新たなにぎわいの場を生み出すために、2021年より毎月1回の「川西駅前ピクニックマルシェ」を開催し、出店の事業者や音楽出演者、ボランティアの清掃で関わってくれる皆さんと一緒に、少しずつデッキの場づくりを行っています。